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村上史晃、東北へ温泉旅行へ行く~ニッカウヰスキー工場編~

こんにちは、村上史晃です。東北温泉&ウイスキー工場見学旅行は、いよいよニッカウヰスキー工場に参ります。昼食後、一休みしてからさっそくニッカウヰスキー工場

 

宮城峡蒸留所へ向かうことにしました。街中を離れ、だんだん田舎っぽい風景が広がっていきます。同じ仙台市内なのに、ちょっと車で走るとビルが立ち並ぶ都市と、田んぼや

 

畑が広がる田舎がすぐに切り替わってなんだか不思議な感じです。私たちはレンタカーのカーナビの指示に沿って、山の方へひたすら向かって行ったのでした。

 

ニッカウヰスキー工場は、新川(ニッカワ)という川の近くにあります。この川も偶然ニッカがついていますが、ニッカウヰスキーとは特に関係ないそうです。

 

せっかくなのでニッカウヰスキーのニッカの名前の由来をちょっとご紹介しますね。連続テレビ小説「マッサン」でおなじみの竹鶴政孝さんは、もともと酒造メーカー

 

サントリーの前身である寿屋という酒屋でウイスキーの製造を行っていたそうです。でも、もっと良いウイスキーを作りたい!ということで、ウイスキーの本場スコットランド

 

に近い気候である北海道で、より良いウイスキー製造をするために寿屋を退職し、北海道の余市で創業したのが始まりなんだそうです。でも、ウイスキーは仕込んでから

 

売り物になるまで数年の年月が必要です。そのため、ウイスキーが完成するまでは余市周辺にたくさんあったりんご畑からりんごを仕入れ、りんごジュースを売ることに

 

したんだそうです。そのりんごジュースの商品名が「日課林檎ジュース」。数年後、ウイスキーが販売できるようになった時、このりんごジュースの商品名である「日課」

 

をカタカナにして「ニッカ」とし、ニッカウヰスキーと名付けられたのだそうです。なんと、ニッカの由来は、ウイスキーではなく、ウイスキーが売り物になるまで

 

竹鶴さんの会社の主力商品としてがんばってくれてた林檎ジュースからきてたんですね。竹鶴さんは、とってもウイスキーを愛していて、安い粗悪品を作るのを嫌い、

 

丹精込めたおいしいウイスキーを作ることを第一にしていたそうです。すばらしいですね。私、村上史晃も見習いたいくらいの仕事に対する情熱です。

 

車で30分ちょっとほど走らせたでしょうか、山の中にニッカウヰスキー工場の案内看板が見えてきました。駐車場に車を停めると、思ったより大勢の人でにぎわっていました。

 

ウイスキーの工場ですが、小さな子供を連れた家族連れも意外と多く、駐車場の端では出店のようなものも出ていました。中はとても広い敷地になっており、たくさんの建物が

 

綺麗に並んでいます。敷地の中央付近には大きな池があり、周りは芝生が敷いてありました。お天気のいい春の日なんかは、ここで芝生に寝転がってゆっくりしたいと思うくらい

 

綺麗な景色です。ここ、ニッカウヰスキー仙台工場では15分~20分おきくらいに無料で敷地内を案内してくれる工場見学サービスがあり、少し待っていると案内のお姉さんがきて

 

敷地内を順番に案内してくれます。大きな蒸留の機械やウイスキーをつくるための機械を設置してある建物など、いくつかを説明してもらいながら案内してもらい、最後に貯蔵庫も

 

見せてもらいました。赤レンガでできた古い立派な建物の中にたくさんの樽が並んでいて、いままさに樽の中ではウイスキーが出来ているんだそうです。ある決まった貯蔵庫の

 

中にある樽を、まるまるひとつ買い取って、好きなときに好きなだけウイスキーを持って帰ることができたり、頼んで発送してもらうことができるオーナー制度もあるんだとか。

 

自分だけの樽が持てるなんて、ウイスキー好きにはたまらないですね。それから、面白い話をお姉さんから聞きました。ウイスキーを樽で寝かせていると、出来上がるころには、

 

仕込んだよりも少し量が減っているんだそうです。これは科学的に言うとウイスキーが樽の中で熟成する過程で水分とアルコール分が蒸発するきちんと証明された現象なんだそうですが、

 

昔からウイスキーを作っている人たちは、この少し量が減ることを「天使の分け前」と呼ぶんだそうです。天使にウイスキーを分け前として飲ませているからこそ、おいしいウイスキーが

 

できるんだと考えられていたんだとか。なんだかとても面白くて、かわいいお話ですよね。昔の職人さんのネーミングセンスもとてもロマンチックです。

 

案内ツアーの最後は、ゲストハウスでウイスキーやシードルの試飲がありました。私は残念ながら車を運転しなければならないため、彼女が代わりにガブガブ飲んでいました。

 

お酒が飲めない人には、ジュースなども用意してあったのでご安心ください。この村上史晃、飲酒運転は絶対にしませんよ。

 

試飲コーナーのすぐわきにはウイスキーや、簡単なおつまみなどが売っている販売コーナーがありましたので、温泉旅館で夜楽しめるよう、試飲で彼女がおいしいと言っていた

 

ウイスキーなどを購入しました。会社の同僚にも、小さなウイスキーがいくつも入ったお試しパックみたいのがあったので、それを購入。いろんな種類があって選ぶのも楽しそうです。

 

思ったよりもとても楽しめたニッカウヰスキー工場見学。今は連続テレビ小説の影響もあってか、かなりお客さんが増えてきているようでなによりでした。

 

とてもおもしろく、勉強にもなったのでおすすめです。さて、いよいよ次は温泉旅館に向かいます。続きはまた。

 

村上史晃でした。

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